Case study

株式会社グローバルスタンダードの活動事例を紹介します。

ここでは実績の一つ、『空間レンタル事業』にフォーカスを当てて活動内容の一部を掘り下げていきます。
弊社でプロジェクトを遂行していく際の空気を感じて頂けたらと思います。

THE PLACE 
空間レンタル事業

「その日、その時、その場所で」をテーマに、自分たちでコンセプトを立てて表現することができる自由度の高い空間を提供します。

自分の仕事領域で数字を上げ続けている方々向けに独自でアンケートを実施したところ、「活きた情報に触れる機会を増やしたい」「活発な意見交換の場が欲しい」等の意見が多く集まり、思案を重ねた結果、2015年6月に不動産関連事業を設立しました。

 

元々「やってみたい」から始まったプロジェクトですが、現在も進化し続ける主軸プロジェクトの一つとして活躍中です。


課題
  • 情報の刷新が早い
  • メディアに頼りすぎない
  • 効果的・生産的な意見が集まる
  • 長期的に効果が見込まれる
解決
  • オフィス開設
  • シェアリングエコノミー導入
  • 「強化」より「変化」重視の風土作り
効果
  • コミュニティ・ネットワーク形成
  • 時間の有効活用化
  • 事業拡張に向けた基盤構築
  • 応用可能なノウハウ蓄積

Plan

今後、見込まれるEコマースの発展とシェアリングエコノミー業界に対する需要に着目し、事業化する際の再現性をノウハウ化することに大きな価値を感じました。新たにプロジェクトを興し、ノウハウを個人レベルまで落とし込もうとゼロベースからスタートとなります。社内外関係なく、多くの人の力を借りる必要性と、借りること自体に要する力の存在を企画当初から体感し、学ぶことができます。

 

計画を立てる上で大切なことは、「何をやりたいか・やりたくないか」よりも「どんな価値を提供できるか」です。ビジネスという視点から見ると、人がやりたくないものを率先して取り組むことに大きなチャンスが眠っていることが大いにあります。ニーズとウォンツを正確に掴み、将来に向けた洞察と、そこに打ち出すビジョンを明確にする計画フェーズが最も大切といっても過言ではありません。

 

多少、時間をかけても疎かにすることなく、じっくりと構成を練ることに注力しました。

Do

計画に従い、事業展開に有利な物件・スペースの情報を収集します。
「情報の取り所」には非常に気を遣いました。容易に得られる情報に大きな価値を見込めることは多くありません。企業・個人を問わず、自らの目を信じて足を動かして築きあげた信頼のネットワークこそが重要な情報源となります。情報の質について、特に実店舗型ビジネスでは有益な立地条件は今後に大きな影響を与えることになります。

 

非常に好条件な場所を見つけることができ、次は空間設計のフェーズに移ります。

 

レンタルオフィスや貸会議室は「居室」と判断されます。居室を扱う際には、建築基準法や消防法に則り必要な条件が存在するため、業者や専門知識に詳しい方々と相談を重ねながら設計を詰めていきます。

 

衛生面、利便性、非常経路などを踏まえ、コンセプトに沿ったコンテンツを充実させていきます。運用開始日を決め、当日を迎えるまでの準備を進めます。
先行投資するのは地代や人件費、決して「資本」だけではありません。初動から高い基準を打ち出すために事前の広告や運用準備の「時間」や「労力」も必要となってきます。

 

一人一人が常に一歩先を見て考えて動き、仕事に「追われる」のではなく「追う」習慣が成果を創り出します。

 

Check

オープン初日から連日フル稼働、リピート率も8割を超えるほどの好評を頂き、良好な立ち上がりを記録しました。ただし、弊社グローバルスタンダードが最も意識しているのは「変化」です。
現場では明確なマニュアルは存在しません。社員一人一人が主体的に考え、問題に気付き、率先して業務改善を行います。会社側はそれを積極的にサポートすることで環境自体の改善に努めます。

 

改善対象を特定する際、顕在化している問題よりも潜在的な問題の本質を洗い出さなければなりません。そのため、個々の作業領域の透明化と、互いが尊重して意見交換し合える風土作りを目指してます。実際、社内では活発なコミュニケーションが行われており、明るい雰囲気が日常となっています。

 

Adjust

これまで実際に上げられた要望として、次のようなものがありました。

  • 防音にしてほしい
  •  

  • インターネット環境が欲しい
  •  

  • アットホームな空間にして欲しい
  •  

  • 和風がいい
  •  

  • 結婚式で使いたい
  •  

  • 料理できる場所が欲しい
  •  

  • 夜間も使いたい

ざっくりとしたものから具体的なものまで、他にも要望は多岐にわたりましたが、実現可能な内容はほぼ採用しました。ゼロから始めたプロジェクトであるため、体験を伴った「生きた知識」がとにかく必要でした。時間は滞留することなく、情報社会と呼ばれた時代すら過去になりつつある今、過去「当たり前だった知識」は既に通用しなくなっています。

 

世界基準の価値観をもって「常識」と呼ばれるものを疑い、先を見通す力を養って、知識を知恵に変えるためにもトライ&エラーを繰り返し、状況や環境に左右されない無形の資産を構築していきます。

 

「まず、やってみる」精神で一人一人の経験を大切に、誰か一人だけが主役となるチームではなく、全員が主役となって一歩前進する組織づくりを目指して社会へ貢献していきます。